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田町駅が最寄りの『芝浦ゲートウェイクリニック』は、免疫力をみる血液検査、がん等の難治性の病気に対し、同種白血球輸注療法を行っているクリニックです。

熱中症対策

前回の肝臓の続編として、脂肪肝や高脂血症のお話をしようと思っていたのですが…連日のこの暑さでは脂肪の話よりも熱中症の方が心配だと思い急遽、内容変更ですビックリマーク

暑い所など、体内の水分が奪われる環境で過ごしていて、以下のような症状がでたら熱中症が疑われますアセアセ

①めまい、立ちくらみ
②手足がつる、しびれる
③体がだるい、吐き気がする
④汗がとまらない、もしくは全くかかない
⑤体温が高く、皮膚を触ると熱い、乾いている

もし、こんな症状がでてしまったときには、次の応急処置をしましょうウインク

1.涼しい場所へ避難しましょう。
できればクーラーの効いている室内に移動しましょう。
屋外の場合は、日陰の風通りの良い場所で安静にします。

2.衣服をゆるめ、体を冷やしましょう。
保冷剤やペットボトルなどで首筋、脇の下、足の付け根などを冷やしましょう。
皮膚に水をかけて濡らし、うちわやタオルなどであおいで風を当てる事でも体を冷やす事ができます。

3.水分・塩分を補給しましょう。
できればスポーツドリンクや経口補水液などの電解質(ミネラル)を含む飲み物で水分・塩分を補給しましょう。
ただし、『意識がハッキリしていない』『吐き気が強い』などの場合は“誤嚥”の危険があるので、無理に飲ませるのはやめましょう。

…というアドバイスが一般的だと思いますが、ここで田町アイシークリニック院長の野口に熱中症対策について聞いてみましたビックリマーク

野口「熱中症対策のポイントは、次の4つです。」

その①『熱中症の予防に味噌汁!』
なぜなら味噌汁は、熱や汗などにより奪われる“水分”と“塩分”、カラダをつくり体内に水分を保つのを助ける“タンパク質”を含む食品だからです。
気温が上がり始める前の“朝”にすすって、予防したいですよね!

その②『熱中症の水分補給にミネラル入り飲料!』
なぜなら熱中症は、“水分”だけでなく、塩分をはじめとする“ミネラル”も体外へと流れ出てしまうことで起こるものだからです。
麦茶であれば、血糖値が気になる人でも安心して水分とミネラルを同時に補給できますよね!

その③『スポーツドリンクは糖分が多いことを認識しておく必要があります。』
昔、通りがかった工場の入口に“スポーツドリンクと水を1:1に薄めて飲むといいんだなぁ~”という張り紙がしてありました。
いくらスポーツドリンクが熱中症対策に良いといっても、糖分の摂り過ぎによる血糖異常(ペットボトル症候群)には注意しなくてはなりません。

その④『熱中症予防の水分補給は常温保存の飲み物で!』
冷たい飲み物は胃を冷やします。カラダは冷えた胃の温度を戻そうと、体内の血液や水分を急いで胃の周辺に集めます。するとその分、他の部分はさらに脱水になってしまいかねません。
ですから、常温の飲み物でカラダ全体にまんべんなく水分が届くようにしたいものです。

…野口先生、ありがとうございますウインク

なお、症状の改善がみられない、受け答えがハッキリしないなどの時は速やかに救急車を呼びましょう。

【環境省マニュアル】より引用